やりがいのある仕事とは

介護職は苦労があるからこそやりがいも大きい

08 11月

理解されないことへの苦労

Posted in on 08.11.15

私は教員を辞めて、介護の仕事をしている。仕事の休憩をしていると、教員時代の同僚から突然メールがきた。「どうして教員を辞めて介護職なんだ?」「教職は給料も良いし、安定している。退職金も出るし、辞める必要なんてなかったんじゃないか?」と、聞かれた。確かに、教職は今の介護職よりも待遇は良い。しかし、私は待遇が全てではないと思っている。私が苦労しているのは、介護職への転職・介護職の仕事が周りの人に理解されないことだ。連絡をくれた友人だけでなく、他の友人たちからも同じようなことを言われた。
私の仕事は、入浴介助・排泄介助・食事介助・レクリエーション・就寝介助など、多岐に渡る。介護職は体力的には疲れるが、やりがいも感じられる。入居者の人たちの笑顔が見られることや彼らの助けになっていることが、何よりも嬉しくて続けられている。最初は母の呟きがきっかけで転職したわけだが、後悔はしていない。むしろ、きっかけを与えてくれたことに感謝している。友人には、「教職のときよりも楽しく仕事をしてるよ。待遇は確かに介護業界のほうが劣っているけど、個人的にはやりがいや仕事の喜びは優っていると思う。私はこのまま介護職を続けていく。お前は良い先生になれよ。」と返信した。
私が転職してからもうだいぶ時間が経ち、今の業務にも慣れてそれぞれの作業への苦労が無くなってきた。しかし、友人たちに理解されるまで、私の苦労は当分続きそうである。邁進するしかないだろう。
そろそろ休憩時間が終わる。休憩明けの最初の仕事は、レクリエーションだ。今日はホワイトボードを使って「クロスワード」をやる。入居者たちの知的好奇心を刺激するこの遊びは、教師経験のある私だからこそ任された業務なのだ。

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